フィルソンオイル缶でバブアービデイルをリプルーフして2ヶ月後

リプルーフ

現在の日本は未だ円安の影響でか純正のオイル缶が楽天では6.800円、Amazonでは8.000円超え…公式サイトも9月にやっと復活して購入しようにもその他通販サイトよりも安く3.520円となっているがバブアーが活躍する季節になった為かオイル缶は売り切れ状態。

今年の5月に1度リプルーフをしていて梅雨時期に少し着たりしていたのですが10月になって名古屋と三重の伊勢に家族旅行で行くことになった為2度目の追いリプルーフをしたのです。

ぶっちゃけ名古屋で10月に着るのには日中は少し暑過ぎましたが夜は意外と寒くビデイルが活躍してくれました。

現在、11月の終わり…まだ暑い時もありましたがガシガシ着まくりました。

この2ヶ月間フィルソン缶を使ったことで感じたことや気づいたことを報告しようと思います。


報告

今年のバブアーは面白く、今年の初め(2月頃)に正規取扱店が潰れていき公式サイトも閉鎖されました。

アナウンスがあったものの中々、復活してくれなくてもしかするとバブアーが日本撤退するんじゃないか…?などのツイートがありましたが無事に発売されました。

22年11月の段階では東京は伊勢丹新宿店と大丸東京店の2店舗。

近畿にルクアイーレ点の1店舗の計3店舗しかありませんがまだ未定でしょうが確実に正規取扱店として福岡や名古屋にも復活すると思われます。

去年のエジンバラ公が亡くなったことで2ワラントとして復活しましたがエリザベス2世もお亡くなりになった為来年は新1ワラント(チャールズ皇太子のワラントのみ)になることでしょう。

話が逸れたので戻しますが正確にはリプルーフして来月の初めで2ヶ月になりますがご了承ください。

暖かかった今年の10月にオイルを入れましたがしっかりとコットンにオイルが馴染んできてギトつきとテカリも落ち着いてきました。

とはいえ、落ち着いてはいるが現行バブアーのオイルとは違いやはりギトつきが強くて頼もしいし面白い。

画像ではわかりづらいですがハチノスのようなアタリなんかもでてきたりしています。

確か、このビデイルを新品で着ていた時もうっすらとでてきたくらいでフィルソン社ほどガッツリとでることはなかった記憶があります。

ラグランの後ろの縫い目らへんパッカリング…山の部分にはオイルが多く残って谷は抜ける。

生地の引っ張りで生まれるのが美しい。

面白いことにポケット周辺は動きが少ない為か腕や肩周りなんかと比べるとオイルがしっかりと残っていてオ日向で見るとオイルが反射されて少しテカリある。

ポケットに関してはフィルソンオイルはベトつきがあるが長くバブアーを愛用することを意識しているので苦手な人でモノ好きな人は全体はバブアーオイルでポケットだけバブアー純正オイルを使用するというのもアリだと思っています笑

次は背面。

オイルドなのでどうしても埃がつきます。

ちなみに僕はブラッシングはあまりしない方でしてオイルが取れるしやりすぎると生地にダメージを与えるかもしれない。

そもそもリプルーフをする以上は確実に汚れや埃などはつくんだから割り切って使用するようにしています。

サイドベンツ部分も前のポケット、ハンドウォーマーポケットにようにオイルが残りやすい部分。

着込んでいくと全体のオイルが抜けて抜けにくい部分とのコントラストが楽しめる。

少しパッカリングができてるのが面白いですね!!

最後に…脇下部分。

ここもパッカリングが楽しめるんです。

まだオイルを入れたてなので変化はありませんが、擦れによって光沢がでてくるかもしれないと思って定期的に観察をしています。

ちょっとした手入れ

バブアーを長く愛用すると修理をしつつできるだけ長く愛用する為には小まめな手入れをしています。

ブラッシングはほどほどにその他の手入れは2つ。

1つ目は袖やポケットなどオイルの抜けが早いところは指で簡単にリプルーフをします。

2つ目は、リングジップ磨き。

真鍮なのでくすんできた風合いもカッコいいですが、金色にピカピカに輝いたリングジップもかっこいい。

↑はもう磨いた後ですのであみあみのエレメント部分をご覧になって頂ければビフォーアフターがわかると思います。

使用したのはピカールをクロスに垂らしてふきふき。

リングジップに注目する人は少ないでしょうがこのちょっとした手入れで愛着は湧きますし脱いだ時の高級感みたいなのが感じれられます。

手垢の汚れなどで気になっている人はぜひお試しくださいな!


現行オイルについて(円安で高杉問題)

最近、セレクトショップに行って現行オイルが含まれているビデイルを触ってみたがびっくりするくらいオイルが薄く感じた。

この感覚はもしかすると古くからバブアーを愛用している人たちが言う物足りなさというやつなのか。

現行オイルになったことでにおいやギトつきが改良された点はよいですがその点、オイルが抜けやすくなったというデメリットもあるのかもしれません(専門家ではないのでわかりませんが)

またバブアーの経年変化と言われるのはオイルの入ったところと抜けたところによるコントラストだと思っているのでオイルが薄いとアタリとかがでにくくなるのかなと思います。

現に、新品時からビデイルを着てましたがうっすらとしか腕周りにハチノスができただけで経年変化好きな皆が期待するようなバキバキなエイジングなんて雨でギアとして使用して少し乾燥してオイルやジャケット全体が少し硬くなった状態で着ることによってできて..着続けるとまたもとに戻るといったぐあいになります。

そして気がつくと全体のオイルが抜けてリプルーフするといった流れ。

純正は都会住みで公共施設を利用する人や気になるという人にはよいですが、アウトドアで使用する人やマニアックな人には純正オイルではなく他者のオイルor自分で作るという選択肢をもつのも悪くないと思っています。

現在、楽天やAmazonでは純正オイルは五千円超えと円安でしょうがないですが円安になる値段を知っている僕からするとぼったくりに感じるほどです。

現在2022年11月29日の今、調べてみるとフィルソン オイルフィニッシュワックスの値段をみると二千円以内で1つ買える。

とはいえ内容量は純正よりは若干少ないが2つ買ったところで全然安いのです。

とはいえ皆がギトつきを求めているわけではない。

一部の現行に物足りなさを感じる変態に試してほしいのです。

ちなみに保管状態をしっかりとしていたのでカビも一切生えなかったのでにおいも気になりませんがまだ2ヶ月…酸化したらどうなるのかを観察して報告していきます。

どんなにおいがするか楽しみ。

経年変化考〜独特なツヤ〜

バブアー好きが大好きアニキの動画の32:17秒に出てくるインターナショナルの独特なツヤ。

山岸さん曰く、リアルでバイクを乗ってた時に付着した土埃が生地に組み込まれていったからだと言われていますが、現行でこの風合いを出すにはどうしたらいいのだろうと考えています。

バイクに乗りたいが持ってないですしそもそも土埃にまみれるような環境に身をおく機会もそうそうない。

今、この風合いを出すためにどうしたらいいのか考えているのですが、今のところ僕が考えているツヤだしの方法として

  1. ギトついているオイルを使用する(今はフィルソン)
  2. 摩擦
  3. ジャケットを洗わずに重ねてリプルーフする(フィルソン )

だと思っています。

2の摩擦について↓

↑の画像は裾の内側部分ですが、着用時に必ず内部で擦れが発生する。

パッカリングの山にオイルが集まりやすくそして擦れやすいためそこにツヤがでやすくなっているのです。

つまり…摩擦をすると経年変化するということなのかもしれない….

しかし動画内では腕周りの方がツヤがでている…腕はあまり摩擦する機会がないのにあんな風合いはどうやったらでるんだろうかとなると洗濯せずに重ね塗りするしかない。

リプルーフ前に簡易的にブラッシングをして埃を落として擦れる&土埃が腕全体に広がる。

言い方が悪いがあの独特なツヤは家でいうところのフローリングみたいなもので、オイルがコーティングされて歩くごとに擦れによって汚れが擦り込まれていくかわりにツヤが生まれてかっこよくなる。

しかし、デニムと一緒で洗濯をしないことで汚れによって生地を傷めてしまうので長く着るのなら公式で非推奨とされる洗濯を定期的にしてオイルを落とすのが長く愛用するうえでよさそうだ。

こういうのなんて言うんだろうか諸刃の剣と言うのかな。

オイルがきれないように追いリプルーフをして独特な風合いをだすかわりに寿命が縮む。

寿命を削らないかわりに洗濯をする(洗濯は非推奨であり長く着れるという保証はない)

どっちをとるか迷う所だ。

とりあえずカビが生えたりよっぽど酸化して臭くなったり気持ち悪いと感じない限りは追いリプルーフをしていってどんな風合いになるか検証していきたいな。

さいごに

ヴィンテージのバブアーのオイルが当時がどんなだったかは知らないが物足りなさを感じている人は試すつもりで買うのはありだと思います。

画像では伝わりづらいですが肉眼で見るとアタリがでてて面白いものです。

ちなみに最近、一生物のつもりで購入したホワイトハウスコックスのメッシュを買いに行ったさい

店員さんに「ヴィンテージですか?」っと聞かれちゃいました。

つまり…濃度が濃いオイルを染み込ませつつ着込んでいけば表情だけでもヴィンテージに近づけることができるかもしれないってことかなと思っています。

いずれ僕が持っている新3クラウンも古着やファッション業界がヴィンテージとして祭り上げてヴィンテージと呼ばれる可能性もあるでしょうね。

だって数年前まで3クラウンが当たり前だったのにも今は2クラウン。

来年はチャールズさんのクラウンのみになるでしょうかからね。(もしかしたら今の2クラウンを球数が少ないという理由でそっちが高騰する可能性もあり)

まぁコンセプトは長く愛用するなので気ままに育てていこうかな。

では今回はフィルソン オイルを塗ったという報告でした。

来年ごろにまた報告レポします〜。

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