オイルドコットンをレザーのような艶を出す方法を考えてみる

魅力的な艶

ヴィンテージのソルウェイジッパーや4つポケビデイルを実際に肉眼で見て触れて羽織ると現行のものとは違った重量感や質感、見た目の違いが本当に男心をくすぐる。

現2024年はバブアーのヴィンテージの価値は上がり続けてスペイで確か20万超えてたり4つポケビデイルでも7〜8万超えてて簡単に手を出せない金額にもなってきました。

古着の良さというのは現代にはないディテールだったりパーツが使われていてマニア達の心をくすぐらせているのでしょうが僕にはあまり刺さりませんでした。

どちらかというと自分の服を1から自分色に染めてニューヴィンテージとして育てていくってことでした。

バブアーのヴィンテージの良さはあの独特なレザーにも見えるけどどこか違った独特な経年変化。

それを追求していきたいと思い自己流ですが考えてみました。

バブアーの経年変化とは?

バブアーの魅力と言われてる経年変化は大まかに分けて6つ

  • レザーのような艶(テカリ)
  • パッカリング
  • オイルの入ってるところと抜けてる所のコントラスト
  • 日焼けやオイルによる変色や退色
  • 襟元のコーデュロイの色抜け
  • ボタンのメッキの剥がれとジッパーの変色

他にもあるかもしれませんが今の私が考える経年変化を楽しめるポイントだと考えています。

現代では購入して1度もオイルド感を味合わずにすぐにオイル抜きする愚行をする輩がいますがこの記事ではレザーのような艶を求めている為、リプルーフをすることは必須になっていきます。

艶を出していくために

艶をだすにはポイント

  1. オイル
  2. オイルの塗り方
  3. 気を使いつつガシガシ使う
  4. 重ね塗り
  5. ブラッシング

オイルについて

艶を出すのならヴィンテージオイル缶を手に入れて試してみたいがこの記事を作成している今は手元にないので別の方法を考える必要がある。

現実的なのが市販の物を試すor自作するです。

自作につきましてはいずれしていくつもりですがまずは市販で購入できるもので自分の理想に近いものを探していくつもりでいます。

現行オイルでリプルーフをしたことがないので判断はできないけど新品のオイルがガッツリ入ってる物からビデイルを育てた経験がある僕からするとあのオイルでは自分が目指しているような風合いはでにくいと思っている。

最近のアニキの動画で現行と昔のオイル缶について触れられている(16:25から⬇︎)

当時のオイルが臭いと言われる原因のアンモニア成分が使われていたと言われているが…

その成分を除去しただけでではない気がするんだよな。

実物を着て感じたのは別物に感じるほどズシッとくるような感じはやはり現行にはない。

ヴィンテージのような風合いを求めるマニア達を唸らせるにはオイルの種類で色々と試していく必要があります。

今のところ僕はフィルソンのオイルドコットンを手入れするアイテムを使用していますがインスタ(filson_owners_club)でティンクロスジャケットやパンツにガッツリオイルを塗り込んで使い倒しているものを見れますがあのまだ濃さが足りない。

もっとしつこく粘り気のあるような変態的な二郎系オイル缶が欲しいのです。

今はタイトルのとおり模索している最中なので市販で見つかるなり開発した際は記事にしようと考えています。

オイルの塗り方について考える

毛先を意識

僕の友人のお話で「安いスエードの手袋を使い込んだらピカピカにエイジングする」ということを聞いたことありました。

原因として考えられるのが↓

  • 毛先が寝たことによるもの
  • オイルで手入れしている
  • 摩擦

スエードとバブアーのエジプト綿(コットン)は別素材ですがコットンは使い込めば毛羽立ちますので類似している”””部分”””はあります。

バブアーの毛羽立ちがわかりやすいのは↓の動画の(8:56)を参照ください。

洗濯したり使い込んでオイルが抜けたタイミングで生地に触れて毛先の方向を確認して毛が寝るようにリプルーフをしてやることができれば面白いかもしれません。

っても流石にここまでは試していないのであまり変化がないかもしれませんが(笑)

気を使いつつガンガン使う

知恵袋や他のブログをみるとバブアーは破れる為、釣りやアウトドアなどのハードすぎる使い方をすると最終的にはリペアをお断りされる可能性があったり新品を買ったほうが安くすむほどになったりするので気をつけなきゃいけません。

僕が言う気を使うというのはそういったシーンにはあまり使わず本当に長く愛用したいのなら街着や散歩といった激しすぎないものに使うようにするということです。

しかし結局のところ経年変化というのはある程度使い込まないと良い雰囲気は絶対に出ないんですよ。

エイジングに近道なし。

育て方は人それぞれで使用状況や購入した物によって一概に言えないので皆それぞれ自分の考えによって使用していかなければいけません。

一生物と意気込む人は気を使い、ギアとして使うロマンを求める人はガンガン使う…って感じで。

重ね塗り

レザーのような艶を出すには抜けてきたらオイルを重ね塗るのが手っ取り早いと思います。

しっかりとオイルを入れて使用してると黒ずみ(汚れ)が蓄積されていきます。

特に胴体や手首からの腕部分など動きが少ない部分はオイルが残りやすく洗濯をしないかぎりは言い方悪いが汚れが付着しやすく、それにより黒ずみができやすい。

※僕個人としての意見ですが長く愛用していくと考えている人は定期的な洗濯だったりラヴァレックスなどのクリーニングなどを考える必要はあります。

サイズ感などによって縮んで着れなくなる人もいるので推奨はできません。

また汚れを落とさないことでデニムのように汚れが生地を傷める原因にもなるので注意が必要だと思っています。

雨の日に使うこと

どこかのブログで日本人はゴアテックスを着てるのに傘を差すと言うように私も実際に大雨が降る日にバブアーを羽織って片手に傘という姿を1度だけですが見かけたことがあります。

今回は『レザーのように』テーマですが雨の日に””も””使用してリプルーフを繰り返すというのがレザー化の鍵となると思います。

というのもオイルが抜けやすい部分は

  • 肩(ハンガーや雨にあたる為)
  • 袖や裾など脇腹周辺の擦れる部分

雨はランダムに降り生地にあたる為、不均一にオイルは流れていき乾燥していくのです。

面白いことにジャケット全体が濡れて乾燥した一発目に着たらゴワつきがでているのですがこの状態で着込みまだらに落ちたところにオイルを入れるとなるとどうなることやら。

オイルの湯煎について

公式やググってみるとオイル缶でオイルを完全に溶かして塗るというのが現代的なやり方ですが完全に溶かさずに柔らかくなった程度で

リプルーフをするとどうなるのだろうか。

この動画ではライトオンスの『クラシックダラム』に半分溶けたオイルを塗り込んでいる。

素人なりの僕の考えではオイルの粘度が高いものでコーティングした方が生地にオイルが残りやすくなる””はず””なのでそこに微粒子とかが付着して擦れて艶が出るはずなので全て溶けるまで待って塗らなくてもいいのでは?と今のところ考えています。

ちなみにビデイルを育てていますが今年24年の夏に重ね塗りをした際、暑さで自然に溶けたものを指で塗り込みましたが今ではオイルが馴染みベタつきも軽減されつつレザーっぽさもでてきています。(画像アップは近いうちに)

今は実験はしてませんがこれが純正のオイル缶でも味が出せるのかということ。

成分は変わったが重ね塗りをしていけば同じようなツヤ感がでる可能性もある。

それを試してみたいものだ。

ブラッシング

ブラッシングは汚れを落とすためではなく摩擦によってテカリを出す方法もあると考えています。

その理由はビデイルの裾や擦れる部分に注目してみるとテカリが見られる為です↓

オイルをしっかりと入れてブラッシングの摩擦でピカピカにすることで革ジャンに近づけるような気がします。

その際の注意点として

  • ブラッシングは艶出し専用のブラシを使用(他の服と兼用するとオイルうつりがあるから)
  • 使用しすぎると生地やステッチにダメージ

まだ試していないのでいつか検証してみる予定です。

土埃とカサブタ

レザー化計画をしようと思ったきっかけになった動画がこちら(32:17)

もうこれはほぼレザーでしょ。

土埃が生地に組み込まれたらこのようになるみたいでヤワな着方をしてたりオイル抜きをしてたらこんなカッコよくはならないようです。

その為ベルスタッフとバイクを購入して検証をしてみたいと思っています。

またパラフィン加工がされていると腕だったりに独特なアタリがでてきます。

それを僕は勝手ながら『カサブタ』と呼んでるんですがそこはオイルがカサブタのようにオイルが剥がすことができるのです。

それにはオイル成分はもちろんのこと黒ずみの原因となる汚れも含まれているのでしょうが、剥がして別の部分に塗り込んで行ったらまさにとんでもない風合いがでてくるんじゃないか?と睨んでいます。

※カサブタの画像は近日アップしておきます。

↑の動画で考えること

バイクで使用しつつ着込んだらレザーのような質感になるとしてモーターサイクルで使用していた連中はジャケットを洗うことは少なかったと思うんだよな。

イギリスの天候は霧雨が多くバイカーは大雨にうたれ泥を浴びても気にせず適当にホースで軽く流して雨が侵入してきたら雑にオイルを塗っていたと想像している。

今のようにネットどころかメンテ方法も知らずに周りの評判がいいから上下一式を買って自己流でリプルーフや手入れをしてたと思うとやはり近道は重ね塗りなはず。

さいごに

ps:味をだすには

オイルドジャケットのルーツは湾岸労働者に作られたワークウェアブランドで先ほども書いたとおりバイクウェアでもある。

想像ですが当初のガチで作業着としてきた人達は防風性や防水性を求めてたとと思うので当時にリプルーフ缶が売られていたののならガシガシ着込んで抜けたら重ね塗りして洗濯なんてほぼしていなかったと思うのよね。(※勿論人によるし汚れるもんだからなおさらしない)

自分の経験上、どんな良い靴やジャケットを羽織ってようが仕事で使ってたら疲れて手入れどころじゃない時があります。

例えばお気に入りで仕事に使用していたポストマンシューズ101やビルケンのモンタナも履き潰しましたが仕事として使うとなると消耗品となるので一生物とか考えることはありません。

味を出すにはガシガシ使う。

もし一生物として考えてるものがあるならそれを街着や散歩などの使用などに限定して味を出すようとは分けた方がいいのかもしれません。

何着も買わねぇよ!っていう人もいるでしょうがオイルド好きは1着じゃ満足できずに買い足していく人がいるのです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です